第72回モーニング・ビジネス塾 講師:人間総合科学大学 准教授 歯科医師 遠藤隆行様(えんどう たかゆき)
講師:人間総合科学大学 准教授 歯科医師 遠藤(えんどう) 隆行(たかゆき) 様
テーマ:『タンパク質の美容と健康サイエンス』
我々人間の身体は、水、タンパク質、脂肪などからなっています。
人間総合大学准教授の遠藤先生。担当されている科目は、「化学」「機能形態学Ⅰ」「解剖学」
「生理学」「生理学実習」「生化学」「高齢者のからだと健康」と幅広い。
白板に図を示しての講義は人気があり、今回も健康に関する最新情報を分かり易い言葉で
面白く語っていただき、最後は、プロレスでアイアンマンヘビーメタル王者に輝いた
遠藤先生お決まりの?ポーズで大いに盛り上がりました。
人のからだの約20%を占めるタンパク質。タンパク質は、人のからだをつくっている
約60兆個の細胞の主成分です。
視覚などの感覚機能も実はタンパク質の働きによるものです。
視覚機能の主役とも言えるタンパク質のロドプシン。
実はロドプシン自体にビタミンAが合成されており、ビタミンAが不足すると夜盲症に
なるとされています。
そしてこのビタミンAは、免疫能力をUPさせるということが分かり注目されています。
さて、長い進化の歴史の中で「眼」ができたとされているのが約5億4300万年前。
人間の眼は「赤」「緑」「青」の3色を使って色彩を感じることができます。
猫や犬、牛などの動物は青一色しか感じることができません。
一方で、人間よりも多い12色もの色彩感覚を持つシャコ(海中生物)がいると
いうのは驚きです。
ビタミンAが豊富に含まれている食材として「ほうれん草」「にんじん」「うなぎ」が
挙げられるそうです。また、色彩を見ることが長生きにつながるという面白い研究の
お話しもお聞かせいただきました。
今回の遠藤先生の講演も最新の健康情報満載で、参加者全員が満足の様子でした。