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第64回モーニング・ビジネス塾 講師 有限会社はとり 代表取締役 羽鳥 勉様(はとり つとむ)
テーマ:『きものを学ぶ‐2』 *3月第52回 好評により再び登場!
第52回のモーニング・ビジネス塾に引き続き、日本人が知らない「きもの」のすばらしさと
その歴史、世界に誇れる「きもの」の魅力についてお話しいただきました。
「さて皆さん、着物って何ですか?外国人に聞かれたらどう答えますか?」
講演ではいつもこの質問をされるそうですが、どこの会場でも静まり返ってしまうそうです。
「着物は江戸時代までは小袖と言われていました。小袖とは十二単の下着です。
外国人に“着物って何ですか?”と聞かれたら、このように答えればよいのです。」と講師。
何とも簡単に説明できてしまうのですね。
さて、次のお話しは色について興味深くお話をいただきました。
テレビが無かった昔は、顔だけでは無く、着ているもので身分を認識したそうです。
例えば天皇様の色、皇太子様の色という物があり
それぞれに決まっているそうです。
現在でも宮内庁の園遊会などでは衣服の色に気を遣うそうです。
その他、数多くの貴重な帯・着物をお見せいただき、興味深く拝見いたしました。
講演の最後には、前回のアンコールで絹糸のお話しをいただきました。
一個の繭からとれる1200mの内、両端の200mを除いた真ん中の800mだけが
本物の絹糸となるそうです。
日本の伝統「きもの」。まだまだ奥が深そうです。